年頭所感

世界では、侵略戦争、災害、飢餓、迫害など過酷な中での生活を強いられている人々がいます。日本でも、コロナ感染が長引き孤独と先行きの見えない不安の中で過ごされている人々がいます。政治とは、と深く考えさせられる日々です。

国政において昨年末から政策の大転換が相次いでいます。憲法に反する敵基地攻撃能力の保有に舵を切り、2023年予算案では防衛費は過去最大となりました。一方、原発政策も脱炭素を名目に、運転期間の延長や革新炉の開発・建設に取り組む方針に転じています。全てが閣議決定で押し通される国会軽視の民主主義の危機です。

今年4月には、統一地方選があり｢地方自治は民主主義の学校」と言われています。

生活者ネットワークは、活動の原点である「大事なことは市民が決める」市民自治をめざします。生活に根ざした食の安全、環境問題、子育て介護の社会化を求め続け、持続可能な地域社会の実現にむけて活動を展開していきます。

2023年　元旦　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　練馬・生活者ネットワーク代表　山口文江