練馬・生活者ネットワークまちづくり基本構想

10年後の練馬はこんなまちであってほしいという将来像を描き、まとめました。

練馬・生活者ネットワークまちづくり基本構想

 2002年に策定した「練馬・生活者ネットワークまちづくり基本構想」も、10年経過しました。この間、私たちを取り巻く環境は劇的に変わり、リーマンショック、世界同時不況、 東日本大震災、福島第一原発事故という事象が次々に生じ、経済格差の拡大、雇用不安など生活課題は、解決どころか改善の兆しさえ見えません。これらを踏まえ、更なる10年後の練馬はこんなまちであってほしいという将来像を描き、まとめました。 この構想のもと選挙政策(4年)、活動計画をたて、具体的にすすめていきます。
 2012年6月  練馬・生活者ネットワーク
 練馬区は1947年、東京都で23番目の区として独立しました。現在、人口約70万人(約34万世帯)が暮らす大きなまちになっています。また、高齢者人口比率(65歳以上)が19.2%(2010年1月1日現在)と高いことが特徴です。  練馬区人口推計調査報告書では、2024年の約74万4千人がピ-クと予測しています。しかし、高齢者人口比率は21.6%で、その後も75歳以上の高齢者は増加していくと予測しています。  この構想は、居住地周辺の近隣エリア、中学校区(約2万人)規模で区切られた学校エリア、練馬区全体、それぞれに必要な施設や機能、しくみを考えたうえでまとめたものです。  まちづくりは、ひとりひとりが主体です。私たちは真の平和を築き、「地域のことは市民が決め市民が自治していくこと」「すべての人が差別されることなく、人権が尊重されること」「ひとりひとりのいのちを大切にし、希望の持てる社会をめざすこと」「小さな活動の積み重ねが、全体の問題の解決に繋がっていくこと」を前提にすすめ、新たに「だれもが最低限の人間らしい生活をおくれる社会をめざすこと」「自然と共生するみどりを守り、育て、つくること」「再生可能な自然エネルギーですすめること」を掲げていきます。
 

誰もが多様な生き方を選択することができる。
安心して暮らしつづけることができる。
地域で働けるしくみをつくる。
身近なたすけあいのしくみをつくる。
子どもの権利を保障し、子どもの育ちを社会が担う。
 

自然の大切さや暮らしの中でできることを多くの人と学びあう。
暮らし中心のまちづくりをすすめる。
きれいな空気や水、豊かな緑や土など自然と共生する。
省エネルギーをすすめ、自然エネルギーへ転換し、原発をなくしていく。
放射能から子どもを守る。
車優先から人優先の道路づくりをすすめる。
生産者、販売者、消費者がそれぞれ責任を持ち、ゴミの排出量を減らす。
 

世代を超えて、多様なコミュニケ―ションを経験する場を増やしていく。
市民の活動をネットワークし、情報や人材を交流させていく。
地域に必要な機能を市民からの提案でつくりだす。
大事なことは、市民が決めるために住民投票ができるようにする。
地域から平和を考え、行動する。