部会報告(子ども部会)
部会報告(子ども部会)
   
 
この日を忘れない。決してあきらめない。

 9月19日未明、安全保障関連法が強行採決の末、成立されました。多くの憲法学者らの憲法違反の疑い声も、国会を取り巻く「戦争を可能する法案反対」の声も議会に届きませんでした。戦争を体験した世代、孫たちの未来を憂うじじばば、若いママ、これまで特に政治に関心が薄いといわれた若者たちと、法案に反対するデモなどで、いつになく盛り上がった国民世論が黙殺されたことを、私たちは忘れません。
 私たちは、これまでの審議でこの法律の必要性や正当性を裏付ける根拠を見出すことができませんでした。安倍首相は「今は、国民に理解が得られていないが、いずれ理解されるようになる」と発言していましたが、これでは「国民は、政権に従え」と言っているようなものでありませんか。民主主義をも傷つけた手続きそのものが憲法違反と言わざるを得ません。一方、有権者として、1強多弱の議会を生んだ責任も痛感しています。
 来年度防衛費の概算要求は5兆円を突破し、武器の輸出は解禁、その上武器輸出に貿易保険の適用が検討されているということです。現在のPKOに派遣している陸上自衛隊の「駆けつけ警護」も実施予定と言われています。私たちは、今後の国会の判断に注視し、来年の参議院選挙には「安保法」廃案に向けた意思を示していきます。 
 市民団体や憲法学者、文化人や芸能人、地方議会など政治的な立場やこれまでの組織の枠を超えて連携したこの拡がりを、今後は法の廃止に向けた運動につなげていきます。憲法が保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならないという憲法12条を胸に刻み、あきらめません。
 ところで、参院本会議前の17日の特別委員会で行われた採決の未定稿の議事録には、「・・・・(発言するもの多く、議場騒然、聴取不能)」とだけ書かれている。野党側は「何が採決されたのか、されていないのか。誰も声が聞こえておらず、全く分からない。(正式な)議事録を精査し、何がどうなったのかが明らかになるまで、議決は無効だ」と強調する。他にも、弁護士会有志200余人も18日に同趣旨の声明を出している。と東京新聞が報じています(20日朝刊)。
 未定稿の議事録がどのような正式な議事録になるのか、見届けなければなりません。
                                                   2015年9月24日 
                                 練馬・生活者ネットワーク代表   山口文江