部会報告(子ども部会)
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わずか2年足らずの原発稼働ゼロ

 8月11日、九州電力川内原発1号機が起動され、14日午前9時発電と送電が開始されました。東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発の事故後の収束はほど遠いばかりか、事故の原因究明すら放射線に阻まれて困難を強いられています。未だに避難生活を強いられている被災者は10万人。4年前、安全神話が崩れ原発への依存を脱して、再生可能エネルギーの比重を高めようとした政策転換はなんだったのでしょうか。
 原子力規制委員会の委員長は、「3・11後の新規規制基準には『適合』したが、絶対的な安全性を確保するものではない」という趣旨の発言を繰り返しています。当該自治体の住民はもとより、多くの国民が再稼働には反対、全国37都道府県の自治体の元職、現職首長らでつくる「脱原発をめざす首長会議」も再稼働は容認できないと抗議声明を出しました。
 私たちは、原発ゼロのこの間、真夏日が続く昨今の猛烈な暑さの中でさえ電力は足りていることを実感しています。なぜ再稼働させなければならないのか、今なぜ、再稼働ができるのかと訴えずにはいられません。たとえ原発の安全が高められ確保されたといっても、避難計画が万全ものとなったとしても、一たび事故が起こってしまったら、私たちは生活の基盤を失うことになる上に、放射能という怪物と向き合わなければならなくなってしまいます。
 安倍首相や電力会社は「原発は何より安全を優先させる」と発しています、あなた方は最も需要なことを忘れています。人間は、どれだけ万全を図っても完璧な存在ではないということ。思わぬ災害に合い、事故を起こす存在だということです。
 練馬・生活者ネットワークは、あらためて政府・安倍首相に対して、福島原発事故の実態を直視し、危険極まりない原発と別れをつげるよう求めていきます。
                                                 2015年8月17日
                                 練馬・生活者ネットワーク代表  山口文江