部会報告(子ども部会)
部会報告(子ども部会)
   
 
東京都環境局が開いた「都民の声を聞く会」に公述人として発言!

「環境影響評価書案」についての口述内容 (要点)

1. 閲覧期間の閲覧人数はわずか2人(月曜日から金曜日の9時から5時まで、コピー禁止)。貸し出しも2人でした(身分証明を提示し、1週間、コピー禁止)。
だれでもがいつでも閲覧できる体制としてインターネットでの閲覧を導入して欲しい。

2. 鉛の溶出について
  評価書によると鉛の含有試験ではすべての地点から検出されています。にもかかわらず1箇所のみに基準値を超える鉛が溶出されたとなっており、その土は客土として植木用に持ち込まれたものなので、入れ替えるとしています。
 しかしいつ、どこから搬入された土なのか?その際、有害物の含有試験はしたのか?すべての調査地点で含有値が出ていることはどうなのか?などの疑問が残ります。
さらに含有試験と溶出試験についての問題点があります。含有している土の溶出量試験に使われている溶出溶液のPHは、中性(PH6)が日本ではまだ使われています。欧米ではすでに酸性雨に対応して、溶出溶液は酸性(PH4)を使い、的確な分析濃度を検出しています。酸性溶液で再度全ての地点で溶出試験をして欲しい。

3. ダイオキシンについて
評価書に記載されているダイオキシンをはじめとする過去5年間の練馬清掃工場の排出ガスの数値は、すべて平成14年のダイオキシン特別措置法施工以降の対策済みの低い数値が記載されています。昭和33年から操業されている古い工場であり、10年前20年前の数値も載せるべきです。平成12年の排ガス中のダイオキシン値は、0.55pg-TEQ/m3(新基準0.1pg-TEQ/m3)であり、飛灰や焼却灰中のダイオキシン数値も23区中の清掃工場の中でも最も高い数値が続いてきました。
  清掃工場の周辺には農地も多く、土壌中のダイオキシンの蓄積が不安との声も多く、安心して野菜などを食べ続けるためにも周辺も含めた土壌のダイオキシンの調査を望みます。
  ちなみに日本の農地の環境基準は1,000pg/gですが、ドイツは5〜40pg/g、スウェーデン、ニュージーランド、カナダなどは10pg/gです。 

4. 清掃工場は区内最大の環境負荷が高い施設であり、コストもかかります。まずごみを減らし焼却炉を減らすことが先決です。
@ 可燃ごみ中40%を占める生ごみの資源化を進めること。
A 可燃ごみに入っている廃プラは約20%。拡大生産者責任で事業者による資源化を徹底させるよう働きかけること。同時に廃棄物会計を明確にして、ごみ処理・リサイクルにかかる税額を広く公表すること。
Bごみが減り、焼却能力と焼却量に乖離が生じています。一組に任せず、23区区長会が主導し、都、一組と連携して廃炉計画を策定すること。同時に廃炉計画に合わせた積極的なごみ減量計画を立て、着実に実行すること。   
               中井八千代